夫婦愛その百二十四

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わたしが昇天します。
よろしくね。 (^-^)/
第十三章昇天 (9)昇天

さて二穴同時責めのクライマックスです。
膣を責めるH君の男根の動きを確認しながら
「深く突き入れ引き戻し、道行き半ばを微妙に擦る」
「三浅一深」のリズムをさらに早める私です。

すると、どうでしょう。
白磁の肌に微かな鳥肌が立ったのが分かりました。
「あっ、あんっあんっぁっぁっあっあっぁっぁっぁぁぁ―――――――・・・・・・」
息の続く限りの喘ぎです。
どこまでもいつまでも逝き続けるつもりでしょうか。

鏡の中の妻を眺めます。
ゆっくりと頭を左右に揺らしながら
身も心も蕩けそうな表情になっておりました。

また妻は泣いているようでした。
長い睫毛を閉じた切れ長の目尻から
一筋の涙が伝い落ちでいたのです。

それでも表情は弛緩したままで
とても幸せそうな微笑みが湛えられておりました。
涙を湛えながらの微笑みです。

つまり「随喜の涙」ということでしょう。

「H君、よろしいですか」
もう十分です。
そろそろ別世界の妻を取り戻さなくてはなりません。
H君も嗄れた声で「ええ」と言ったきりでした。

そして改めて鏡の中の妻を凝視します。
見つめながら、ただひたすらピストンの動きです。


「おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~、おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~」
「おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~、おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~」


何ということでしょう。
アナル責めの動きに呼応するかのように
別世界の妻が私を呼んでくれたのです。

頭を上向かせ、左右にゆっくり揺らしながら
別世界で居るはずのない私を捜しているのでしょうか。
それとも、本日の3Pに終止符を打たせるつもりでしょうか。


「おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~、おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~」

ゆっくりゆっくり動きながら
私はただただ呆然と妻の喘ぎに聞き入っておりました。


「おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~、おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~」
「おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~、おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~」


聞き取れないほどの小さな喘ぎでした。
喘ぎながらの妻が新たな涙を流します。
涙を流しながらの妻がさらに喘ぎます。


「おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~、おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~」

ほどなくして、喘ぎ続ける白く小さな顔が
とてつもなく清楚な表情に変わっておりました。
それも例えようのない清楚さと言ってもよろしいでしょう。

涙を湛えたその白く小さな顔は
観音菩薩像と見紛うほどの
慈愛に満ちたものになっていたのです。

ようするに妻は昇天したのでしょう。

そうとしか思えないほどの清楚な表情です。
しかも「二穴に男根を呑み込んでいながら」ということです。


「おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~、おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~」
「おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~、おと~さん、ぁぁ~~~、ぁぁ~~~」


丸くて真っ白の可愛いお尻も
黒光りのする陰毛を纏ったいやらしいヴァギナも
全て現実世界のものなのに
愛する妻の心は現実世界から遠ざかるかのように
どこまでもいつまでも昇り続けておりました。

ただ、喘ぎながらも私を呼び続けていることが
せめてもの救いであったかも知れません。


122昇天


まだオチンチンを挿入されたままですね。
お話は「絆」へと移ります。
つづきも読んでね。(#^.^#)


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