夫婦愛その十三
- 6
- closed
変態夫が私の表情とかを観察したりするんです。
第二章他人棒 (2)妻の選択
単独男性4名のプロフィールと写真を
潤みを伴った瞳で妻が見つめています。
30代前半が二人、30代半ばと40代前半にそれぞれ一人です。
いずれも3P経験豊富な人達で
それぞれにリピーターのご夫婦もおられるとのこと
プロフィールに添えられている体験談からも
誠実で安心感の持てる方々ばかりと見受けられました。
また得意技やペニスの大きさなども書き込まれていて
妻には興味津々といった感じに違いありません。
顔写真を見ても私よりいい男ばかりです。
にもかかわらず,
性交相手を選ぶ選択権が
自分自身にあることを知った妻は
「わからないから、ぜ~んぶお父さんに任せます」
このように努めて明るく装って
せっかくの権利を放棄しようとしたのです。
しかしです。
各候補者の写真やプロフィールに目を通している妻の表情に
特別な変化があったことを見逃しませんでした。
明らかに意中の男性がいたはずです。
そのため、ここはどうしても妻に選ばせる必要があります。
そこで慎重に言葉を選びながら
「3Pの主役は女性であること」
従って「女性の気持ちを最大限に尊重することが基本であること」
その中でも「単独男性選びは最も重要なテーマであること」
などと熱っぽく語りながらも
「ゆっくり軽い気持ちで選んでみたら?」と促してやりました。
自分が主役であるという説得は
妻の自尊心を結構くすぐったようでした。
「そこまで言うのなら」といった感じで
「だったら一日だけ考えさせて下さい」と言った後
そのことには全く興味がなかったかのように
テレビのバラエティ番組に視線を向けていたのです。
しかし、その声は少し慄いたようであり
横顔にもほんのりと紅みが射していることが分かりました。
つづきます。
うふっ
次回は私の頬に紅みが射している決定的証拠を捕まれてしまいます。∠( ^ o ^ ┐)┐ ヨォ…