夫婦愛その百二十二
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熟女の戯れ言に付き合っている暇があったら
お手伝いとかお勉強とかに励んで立派な大人になって下さいね。
第十三章昇天 (8)大波小波
性行為で極める「別世界」とは、一体どのようなところでしょう。
ハッキリしていることが一つだけあります。
それは「人妻だけが逝くことを許されている世界」だということです。
家事を切り盛りしたり、子供を産んで育てたり
外でバリバリ仕事をこなしたり、或いはパートに出たり
さらには、夜はフェラチオとか騎乗位とか後背位とかアナル挿入とか
いやらしい諸々のことをいっぱいこなしたり・・・・・。
とにかく人妻は大変だということです。
ですから、神様がご褒美として
特別に人妻だけを逝かせる世界を創造したのだと思います。
そこが、所謂「別世界」ということなんでしょう。
いずれにしても、男では想像することさえ許されないほどの
特別な世界であることは間違いありません。
そして、今、私の愛するN美がそこにいるようです。
膣口とアナルだけを現実世界に突き出して
二本の男根の責めを受けながら
意識はすでに別世界を彷徨っておりました。
前面の鏡には美しく喘ぎ続ける妻のアナルを
中腰になって責めている私の不様な姿も映されております。
でもいいんです。
私が不様であればあるほど、妻の美しさが際立つことになるのですから。
「はあ―――っ、はあ―――っ、はあ―――っ、はあ―――っ」
何とも表現するのが難しいのですが
とりあえず活字にすると、このような妻の喘ぎです。
二穴を塞がれたことで
明らかに感じ方が違うのでしょう。
息を吐いているのか吸っているのか
そのどちらとも言えるような初めて聞く喘ぎでした。
時折、鏡の中から現実世界に視線を戻し
妻のアナルを凝視する私です。
喰い入るように見つめながら
愛らしい菊襞を出入りする自身の一物の動きを確認するのです。
「深く突き入れ引き戻し、道行き半ばを微妙に擦る」
アナルへの「三浅一深」のリズムです。
私はブツブツとつぶやくように、そのリズムを計っておりました。
一方、H君の様子です。
硬く反り返った陰茎を妻の膣口に突き刺して
あるかなしかの律動を繰り返しながら
紅く痼った赤ん坊の親指ほどの大きな乳首を
「チュバッチュバッチュバッチュバッ」と音を立てて吸い続けています。
「あっああ~~~ん(おおうっ!)」
妻とH君が申し合わせたかのように声を立てました。
大きく喘いだ分だけ膣襞のうねりも大きかったのでしょう。
「H君、大丈夫ですか?」
私は妻ではなくH君の方に気遣いを見せます。
何しろ、私と妻に組み敷かれるような体勢で頑張ってくれているのです。
「よくぞここまで」と思わないではいられません。
一度はあきらめていた「二穴同時責め」です。
彼の巧みなリードがなければ到底なしえなかったことでした。
「凄くうねっています!」
「うねりながら絞めるんです」
H君、気を紛らわす意味もあるのでしょうか。
妻の膣内の動きを具体的に伝えてくれます。
・・・人妻熟女とはこれほどのものなのか
翻弄されるH君を見て、そう思わないではいられません。
これまで夫の男根しか知らなかった妻が
今は3P経験豊富なH君の男根を翻弄しているのです。
そして、同時にアナルでは私の男根をも翻弄しているのです。
これまで、妻の代名詞にもなっていた
「貞淑」だとか「清楚」だとかといった呼び方も
この「二穴同時責め」の前には全て水泡に帰すかも知れないのに
ただひたすら、快楽のみを求める世界に足を踏み入れて彷徨い続けておりました。
「はぁ―――っ」
時折、呼吸を整えるかのような妻の喘ぎです。
どうやら、エクスタシーの大波と小波が交互に押し寄せているに違いありません。
喘ぎ方や震え方、そして、膣襞のうねりや菊襞の収縮で
その押し寄せる波の様子までが手に取るように推し量れます。
やがて、それらの波が一本に繋がるときがくるのでしょう。
それも、それほどの時間は必要なさそうです。
確かな足取りで
大波小波の周期が徐々に短くなっていたのです。
このお話も後10話を残すのみとなりました。
次回はいよいよ私が昇天するところなの。
どうぞよろしくね。