夫婦愛その百二十一
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三浅一深だそうです。 (^-^)/
第十三章昇天 (7)三浅一深
H君の機転の利く提案には
ただただ感心するばかりです。
これで奥さんが不感症だというのですから
夫婦とは摩訶不思議な関係という外はありません。
さてさて、ここはラブホの3P現場です。
妻の大好きな三浅一深が
果たしてアナルにも通じる技法かどうかということです。
俄然、試してみたくなりました。
そこで、改めて鏡の中の妻に目をやります。
恐らくは未だ別世界を彷徨っているのでしょう。
H君の「三浅一深」という声にも何ら動じる気配もなく
小さく喘ぎを漏らしながら逝き続けておりました。
磨きぬいた白磁のお尻を抱え直します。
そして、微妙な律動から
一転して直腸奥深くに突き刺すように挿入させました。
その後引き戻します。
「ぁああ――――っ!」
妻の反応です。
咆哮のような喘ぎを発しながら
垂れていた頭を「グン」と持ち上げて
さらには肩先も牝獣のように「ピシッ」と張ってきます。
「おっ、おおっ」
言わずと知れたH君の驚愕の声でした。
もう、彼のこのようなタイミングで発せられる声も聞き慣れた感じですね。
膣襞のうねりと戦っているのでしょう。
その戦いの余波は
アナルに挿入した私の一物にも伝わってきます。
なるほどなるほど、よく分かりました。
妻のアナル性感のことです。
恐らく、引き戻す際の道行き半ばを擦過されることで
より強く感じているのでしょう。
いやはや何とも,
これだと妻の大好きな「三浅一深」は
アナルの方にこそ絶大な効果が現れることになりませんか。
「深く差し入れ引き戻し、道行き半ばを微妙に擦る」
この要領でOKだということでしょう。
何だかワクワクしてきました。
早速、その思惑通りに動いてみます。
動きながら前面の鏡に目をやります。
いやらしく濁った私の目付きで眺めても
愛する妻の美しい逝き顔は変わりません。
また鏡の中の妻は微かな笑みすら浮かべておりました。
まるで桃源郷を彷徨っているような表情です。
「深く突き入れ引き戻し、道行き半ばを微妙に擦る」
アナルへの「三浅一深」を繰り返します。
「はあ―――っ、はあ―――っ、はあ―――っ」
新タイプの喘ぎが漏れ始めてきました。
いやいや漏れるというよりも吸い込んでいるような喘ぎです。
また、どうしたことか、光り輝く陶磁器の肢体が
瘧に罹ったかと見紛うほど小刻みに震え始めておりました。
いえいえ、それだけではありません。
驚いたことにH君もです。
「あっ、あああ」
まるで、アクメを覚えた若妻のような喘ぎを漏らしていたのです。
そろそろですね。
わたしが昇天するのは (・Д・)ノ