夫婦愛その三十六

published on2017 12 12 Tue 13:28

Category３Ｐ体験

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Ｇ・Ｈさんに真正面からグイグイ迫られて
ちょっと困ってしまいました。
それにしても変態夫の態度には
多くの女性読者様から非難の嵐だったそうなの。
わたしにはせめてもの救いですね。 (・Д・)ノ

第四章事前打ち合わせ　（６）決行日

私の運営するサイトには
２０数名の女性モニターさんがいます。
２０代後半から３０代半ばの若妻さん達ですが
心と身体のバランスが熟してきた世代なんでしょうね。

ＨＰ掲示板には貴重な性体験や
エロ情報などを書き込んでくれると同時に
この「３Ｐ体験談」についても
色々と感想やご意見をいただいているのです。

ところが、その人妻モニターさん達が一斉攻撃してきました。
「奥様が可哀想です」
「Ｎ美さんの心を救って差し上げて」
「奥様を置き去りにするなんて酷いわ！」
とにかく非難轟々とはこのことです。

というわけで
私が悪者のままで話を続けさせていただきます。

それにしても、Ｈ君、中々やりますね。
「自分の大切な奥さんを不感症にしておいて」という注釈が付きますが。

それではやり手のＨ君に迫られて
困り果てている妻の様子伺いに
変態夫の私が帰還するところからです。

大いなる期待を持って私が席に着くのと入れ替わりに
今度はＨ君が立ち上がります。

そして私の方に一礼しながら
「日程はＭさんの都合次第ということになりました」
すまし顔で伝えて、そのまま手洗いに立ち去って行ったのです。

「もうそんな話までいったのか！？」
夫婦だけになったところで
私は妻を見ながらわざと大仰に驚いて見せました。

妻は心外だと言わんばかりに
「お父さんが突然いなくなるからよっ」
「わざとなんでしょっ！」
可哀想に涙を浮かべながら逆に開き直っています。

めったにない妻の剣幕です。
ちょっとタジタジとなりながらも話題を逸らすように
「いつがいいかな？」
「夜がいいか、昼間がいいか、どこでするか」
「さて、どう思う？」と涙を浮かべた妻に振りました。

すると妻の返事です。
「ぜ～んぶお父さんに任せますっ」
「でも夜は嫌っ」
怒ったようにキッパリと言ったかと思うと
真っ直ぐ私を見つめてきたのです。

しかも、その眼差しには「忘れたの？お父さん」と
訴えかけるような、どこか哀しい光が宿っておりました。

忘れておりました。
確かに夜は私達だけの時間でした。
妻が眠る前の５分間、結婚してから欠かすことなく
お互いのその日の出来事などを語り合うようにしていたのです。

それは妻が病気の時でも
私の出張先からでも、欠かさず続けてきたことでした。
取るに足らない話題ばかりですが
妻はその時間を「５分の会話」と称してとても大切にしていたのです。

従って、夜を拒否した妻の気持ちに触れて
年甲斐もなく
調子に乗り過ぎた自身の愚かさを思わないではいられませんでした。

しかしです。
昼間だったら土日しか選べません。
そして今日は金曜日です。

しかも来週だと妻に生理が来るかも知れません。
念のため確認したところ
やはり来週後半だと生理日にかかるそうです。

本当は生理直前の方が妻の性感はより鋭敏になるのですが
それ以上に、性的な興奮が強過ぎると周期が早まる恐れがあります。
掲示板でも、そういった失敗談が寄せられておりました。

それに、すでに妻は相当な性的興奮モードに突入しているはずです。
だとしたら、できるだけ早い方が良いのかもしれません。

俯き加減の妻を覗き込むように優しく見つめながら
「明日でもいいの？」と確かめます。

すると妻です。
青ざめた顔を上げ
覚悟をしていたように私を見つめます。

そして、小さくうなずいてくれたのです。