夫婦愛その四十三
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写真撮影の続きです。
こんなことして予行演習になるのかしら
第五章予行演習 (1)写真撮影
たかだか写真撮影ですよ。
嫉妬心が湧くのは仕方ないとしても
男根が勃ち上がるなんてどうかしています。
こんなことで、果たして
明日H君の男根が妻の膣に挿入されるとなったら
一体全体どうなるのでしょうか。
とは言え、嫉妬の元凶は妻とH君のコンビです。
誰の目から見ても
私の時以上にお似合いだと言ってもよろしいでしょう。
ルール決めなどでグッと距離を近づけた後だけに
今日初めて出逢った男女とは思えないほどの
屈託のない笑顔を浮かべて仲良く鎮座しておりました。
それでも撮影を言い出したのは私の方ですから
いくら腹立たしいからと言っても
中途半端で止めるわけにはいきません。
嫉妬心を隠しながら1枚、2枚と連写していきます。
結局、悔しさが募るばかりで
最後まで「お似合いだよ」とは言えませんでした。
「もっとくっついてくれる?」
「H君、肩を抱いてみて、もっと強く」
「N美ちゃんはH君の膝に手を置いて、顔を見て」
もうこうなったら、やけくそと言う外はありません。
徐々に要求をエスカレートさせながら
シャッターを押し続けることになったのです。
妻の様子です。
H君の迫ってくるような近づきかたに
ちょっとタジタジとなった感じで
席の端っこの横壁に
身体をもたせかけるほどになっていたのですが
かといって特に嫌がっている様子ではありません。
見ると、すでにアクメを感じ始めた淫乱熟女のように
潤んだ瞳で
あろうことか、いきり立つ私の股間を凝視していたのです。
また、その瞳は強烈な色気を伴っていて
抑えきれない欲情が徐々に高まっていきそうな気配を見せておりました。
かろうじて清楚さを強調した花柄のワンピースが
わずかな理性を支えているのか
潤みきったその瞳で
「何もかもお父さんが悪いのよ」と訴えているようにも感じられます。
しかし、そうはいっても
今、妻のヴァギナは大洪水となっているはずです。
そしてH君です。
妻の身体を抱きしめて、さらには妻の手が
その膨らみから数センチの膝辺りに置かれた時には
少しゆったり目のジーンズの股間部分が
それと分かるほどに膨らんでいたのです。
「膣口を取り返しのつかないほどビチョビチョに濡らした清楚な装いの人妻」
「その横で男根を痛いほどに勃起させた欲求不満の青年」
「それを正面から、烈しい嫉妬心で、やはり股間を膨らませて眺めている中年夫」
それらを意識できた時
「なるほど、これが3Pの醍醐味なんだ」
初めて実感が沸いてきたものです。
「面白可笑しく」との思惑が優先しているので
夫の表現には大袈裟なところがあるのですよ。
特に、わたしが「大洪水状態」とか|ω・`)