夫婦愛その八十六
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わたしとH君の性交を眺めながら
ねちねちと嫉妬の焔を燃え立たせていく変態夫の様子です。
第十章嫉妬 (4)絶品の逝き顔
「強く吸い続けると母乳が出るよ」
私の教えに従って
赤ん坊の親指ほどもあるいやらしく勃起した乳首を
「チュウチュウ」とわざととしか思えない音を立てて吸い続けるH君です。
そしてH君の頭を掻き抱きながら
お尻をせり上げ、自ら乳房を押し付けるような仕草の妻を見るにつけ
今となっては、教えたこと自体を強く後悔することになりました。
妻にとってはH君が年下であることを意識しての刺激でしょう。
ようするに、こと「母性」という点においては
ただの変態親父の私などと比ぶべくもないはずです。
「うぅうっ」
妻が呻きます。
これまで喘ぎを漏らすまいと
抑えに抑えていたものをとうとう吐き出すことになりました。
「ぁあぁっ、Hくぅ~ん...」
切なそうに他人棒を呼びながら乳房を押し付け
さらには、絡めた下肢に力を込めていくのが分かりました。
それを合図に乳首を吸うのを止めたH君です。
引き締まった腰をググッと推し進め
反り返った陰茎を膣奥深くに挿入したかと思うと
クイックイックイックイッと間断のない動きでピストンを始めていたのです。
すると妻です。
あっけないほどの早さでその時が来たと言うことでしょう。
ピストンに合わせた「ぁっぁっぁっぁっ」との小さな喘ぎがその始まりでした。
「ああっ、ああっ、ああっ、い、いやっあぁあぁぁぁぁぁ―――――・・・・・・・・」
予定通りと申し上げてもよろしいでしょう。
まずは正常位でオーガズムに達していたのです。
H君の男根を受け挿れてからまだ5、6分のことでした。
それにしては相当なエクスタシーだと言えます。
逝った後も「ぁっ、ぁっ、ぁっ」と小さく喘ぎながら
下肢を突っ張り、さらには微かな痙攣まで続けています。
逝った後の余韻にしては長すぎる痙攣です。
つまり、逝き続けているということでしょうか。
そしてその表情です。
元々、アクメを感じる時の妻の表情は「絶品」となるのですが
今、まさにその「絶品」の表情が
いつまでもいつまでも続きそうな気配となっておりました。
正常位で逝かせていただきました。
次回は、理不尽とも言える夫の嫉妬心が
とても救い難いものになってくるの。゚(゚^∀^゚)σ。゚